それぞれの 11 月 1 日

 千日通りのスコーンで有名な『Park』さんは、この日、開店 3 周年を迎えました、そこで僕は、さっそくお祝いのお花のアレンジメントを持参してお祝いに伺いました。僕がタウンマネージャーに選任された 2015 年の秋に、奥さんが事務書に来所され東京から、祖母が住んでいる都城に移住してきたが、住居と店舗を探しているとの相談がありました。当初、店舗付きの住宅を物色してみたが、適当な物件がなく、住宅と店舗別々に探していたところ中心市街地に適当な中古住宅があり、まずそれを購入しリノベーションすることになりまた。

 その後、千日通り周辺を中心に空き店舗を物色していたところ、2016 年の夏に、もつ鍋の『みたり』さんが居抜き(店舗内装・設備・什器・備品を営業していた時のままで引き渡し、店の営業を継続する不動産取引)で譲りたいととの情報が入りました。『みたり』さんに事情を聴いてみると、ご主人の実家の事情で急遽、閉店して鹿児島に戻ることになった、短期間で閉店することになりとても残念と寂しそうな表情で話してくれました。早速、『Park』さんに連絡したところ、さっそく見てみたいという話になり、お店を見せていただいたところ、とても気に入ってくれ、仲介業者に頼んで大家さんの承諾も得られ賃貸借契約を結びました。しかし、仲介業者さんが、居抜きの店舗内装・設備・什器・備品の譲渡につては関与しないということで、『Park』さんと『みたり』さん双方立会いの下、引き継ぐものと引き継がないもののリストを作り、僕のほうで譲渡契約書を作成して引き渡しを行いました。

 引き継がないものの中に素敵なカウンターチェアーが 6 脚ありました、引き渡しが終わった後、『みたり』さんがポツンと「これ結構高かったのにリサイクルショップに売ると 1 脚 1,000円程度しかならないんですよねぇ。」とつぶやきました、僕が「幾らだったら譲ってもらえる。」と聞くと、僕でも買える金額だったので握手で交渉成立、そしてなぜか、当時僕がいたC-PLAZAの事務所にはカウンターがあったので、そこにおいてお昼にデスクではなくそこでコンビニ弁当などを食べていました。

 『Park』さんの方は、当初、Café方式でランチを中心に、お弁当のテイクアウトやデリバリーを行っていましたが、試行錯誤の上、現在のようにスコーンの製造販売に業態変更をしました。最初は経営的には厳しい時期もあったそうですが、それを乗り越えて、この日、開店 3 周年を迎えることができました。本当によく頑張りましたね。おめでとうございます

3 周年おめでとうございます

 僕の事務所にやって来たカウンタチェアーは、C-PLAZAの改修を機に、僕に事務所に商工会議所のパソコン教室が移転してくることになり、事務所をC-PLAZAの別の空き店舗に移転することになりました。今度の事務所にはカウンターがありませんのでしたので、カウンタチェアーは倉庫にお蔵入りとなってしまいました。前の事務所は改修のため内部をすべて解体撤去することになりました。そこには、作り付け家具の収納付きサービスカウンターがありました。あまり使ってなかったようで、再利用が出来そうでしたので、これも取り外して倉庫に保管することにしました。

 C-PLAZAの改修に合わせて、テナントの入れ替えを行っていた時、『glück』さんが現在店舗のある区画は仮予約が入っていたのでC-PLAZAの 10 号線沿いの一番 Mallmall 寄りの区画で sweet Café を計画していました。ところが、仮予約の区画がキャンセルになったので、下記の写真のようにC-PLAZAの改修で、この区画のファサードを大幅に変更するので、『glück』さん考えているお店のイメージから考えてこちらの区画の方が良いのではと進めて、現在の区画に決めていただきました。

 区画も決まり、設計図面を見せてもらうと、カウンター 6 席とテーブルが 2 か所のとてもかわいらしいお店になっていました。僕が、事務所の倉庫にカウンタチェアーが 6 脚と作り付け家具の収納付きサービスカウンターがありけど、中古でも気にしないのなら譲るよと、声をかけると、工務店さんと『glück』のEちゃんが見に来てとても気に入ってくれたので譲ることにしました。工務店さんの話では、サービスカウンターの天板にい材料が使っているので、今オーダーしたら 30 万円近くするよと言っていました。タウンマネージャーとしても、新規出店者の出店コストが少しでも低減できれば良いことなので、僕にとってもうれしい話でした。 3 年前に千日通りの『みたり』さんにあったカウンターチェアーが、回りまわって再び日の目を見ることができました。『みたり』さんもきっと喜んでくれると思っています。

 11 月 1 日から『glück』さんが産休に入ります。しばらくお店が休みになるのでEちゃんと当日、少し話をしました。やはり、半年近くお店を休むことで、せっかくこれまで築いてきた基盤が、どうなるのかすごく不安があると言っていました。僕は彼女にこう言いました、今はそんなことを考えるより、第一に元気な赤ちゃんを産むことと、怠りなく出産の準備をすること。第二に今でも若い女性で起業を考えている人がたくさんいる、でも、結婚や出産という女性として大きなライフイベントがあるので、躊躇している人が多いのも事実だ、Eちゃんがそれをどう乗り越えていくか、そのような人たちは、注目していると思うので、ご家族の協力がもっと必要になるかもしれないが、ぜひ産休が明けたら元の通り店を続けてほしいと思う、と言ったらEちゃんんは微笑んでコックリと頷きました。彼女ならきっと乗り越えて切れるとの思いを強くしました。するとEちゃんはこんな話を始めたのです。

再開の日をお待ちしています‼

 「私この店の名前を『glück』として本当に良かったと思てるの、ところでマネージャー『glück』がどんな意味なのか知ってる?」

 「知らないなぁ。」

 「『glück』はドイツ語で『幸福』という意味があるんだけど、私、元々ドイツ菓子の店で働いていたから知ってたんだけど、もし、私がお店を持つことが出来たら『glück』することが夢だったの、そして念願のお店を持って店名を『glück』にしたら、何とか軌道に乗せることもできたし、素敵な男性に出会い結婚もできたし、今度は赤ちゃんも授かることとになって、私自身、ほんとに幸福。」

 「アチャ! ごちそうさまでした。でも、体には十分気を付けて頑張ってね」

 『Park』さん、『glück』さんのそれぞれの 11 月 1 日でした。お互い幸せいっぱいの 1 日でしたが、カウンターチェアーで繋がっていたとは誰も知らないと思います。さて、タウンマネージャーの 11 月 1 日は、NHKのイブニングネットワーク宮崎の取材で 1 日付き合させられました。ほんとに疲れました。『Park』さん、『glück』さんにも付き合っていただきお礼申し上げます。

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